お客様からご注文いただいたカーテン生地の裁断工程の詳細説明をしています。
 

カーテンのご注文は窓単位が基本となっており、片引・両引区分によって1枚単位の仕上巾、枚数が違ってきます。

注文巾 2000 × 注文丈 1800、1窓のカーテンを作る場合の裁断について説明しています。

 
片引 両引
仕上巾 注文巾=2000 注文巾÷2=1000
仕上丈 注文丈=1800 注文丈=1800
枚 数 窓数=1枚 窓数×2=2枚

 (生地に対して柄方向が縦)

生地の柄の繰り返しの1サイズをリピートと言い、タテ使い生地の場合タテリピートの計算を行うことによって、柄合わせをします。生地巾は1000〜1500mmが中心です。

1) 仕上丈 上下縫しろ 計算丈 (丈に必要な長さ)
(1800)   (400)   (2200)
2) 計算丈 ÷ タテリピート リピート数 (整数に切上げ)
(2200) (600)   (3.66・・・4リピート)
3) リピート数 × タテリピート リピート裁断長 (柄合わせに必要な長さ)
(4リピート) (600) (2400)
4) リピート裁断長  × 必要巾数 必要要レ (注文サイズに仕上げるのに必要な長さ)
(2400) (2巾×2枚) (9600)

リピート計算なしで裁断をすると柄合わせが出来ず、下図のように巾継ぎした所で柄がずれてしまいます。 リピート計算をして裁断すると柄合わせが出来て巾継ぎした所で柄がつながり、一枚の布のようになります。
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 (生地に対して柄方向が横)

ヨコ使い生地の場合、ヨコリピートの計算を行うことによって、左右端の柄が同じになるように裁断をします。ただしヨコ使い生地の場合、生地巾を越える計算丈のサイズのカーテンは作ることが出来ません。生地巾は2000〜3000mmが中心です。

1) 仕上巾 × 倍率 計算巾 (巾に必要な長さ)
(1000)   (2倍)   (2000)
2) 計算巾 ÷ ヨコリピート リピート数 (整数に切上げ)
(2000) (600)   (3.33・・・4リピート)
3) リピート数 × ヨコリピート リピート裁断長 (左右橋の柄合わせに必要な長さ)
(4リピート) (600) (2400)
4) リピート裁断長  × 必要枚数 必要要レ (注文サイズに仕上げるのに必要な長さ)
(2400) (2枚) (4800)

下図のようにリピート計算なしで計算巾で裁断をすると、左右端の柄が違ってしまい、出来上がったカーテンが左右対称になりません。
リピート計算をして裁断すると左右端の柄が同じになり、左右対称の美しいカーテンに仕上がります。

 

 
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